介護福祉士の資格とろう!

介護のはじまり

「介護」のことばの始まりは、1963年「老人福祉法」が制定され、特別養護老人ホームで家族や親族に代わってお年寄りの身の回りのお世話をする人のことを「寮母」と呼び、その寮母の業務を「介護」と呼んだことがきっかけです。

 

「介護」食事、入浴、排せつなどのさまざま生活行為に手助けが必要な人に援助し、生きる意欲を引き出すことです。

介護福祉士のはじまり

1970年代以降、日本は高齢化の波が押しよせ、介護の分野で専門的な考えや判断が求められるようになりました。そこで、1987年「社会福祉士及び介護福祉士法」が制定され、介護福祉士という国家資格制度がつくられました。

 

家族形態が、大家族から核家族へ、そして女性の社会進出、医療の進歩により長生きができ、また豊かな生活ができるようになりました。その反面、日本は世界に類を見ない速さで少子高齢化が進み、人口ピラミッドはつぼ型を示すようになりました。

 

介護福祉士へのニーズの増加

少子高齢化が進むにつれ、要介護高齢者の増加介護期間の長期化介護状態の重度化が気がかりです。核家族化がさらに進み、高齢者の一人暮らしや夫婦のみの世帯が増えています。介護する側も高齢化し、老々介護が実態となっています。そこで、高齢者の介護を社会全体で支えあう仕組みとして介護保険制度がスタートしました。その担い手として、介護福祉士が注目され、福祉現場の中心的役割を果たしています。